deftones/around the fur (1997)

deftonesのsecond major label album。deftonesといえば、多くのファンからのみならず、同業者である他のミュージシャンたちからも支持を得ている、まさにカリズマバンドである。そんな彼らは、様々なジャンルからの影響を受けながらも、Alternative metalやHeavy Rockのカテゴリに属しているといえるわけであるが、今作around the furは最もその色が強いアルバムの1枚であろう。
ただ、deftonesはそこらのバンドとは全く異なる存在であり、それは彼らの音楽が持つ独特の空気感が、その存在を唯一無二のものにしている。ただ単に、わかりやすいメロディーでキッズの心をわしづかみにしていたLimp BizkitやKornなどとは一線を画す(前者のある曲のリリックにDeftones登場。そこにて敬意表す。また後者に関しては一時期を指した)。そんななかでも、このaround the furは、彼らの作品の中では、比較的にポップであるといえないか。9.Headupでは、Max Cavaleraがフィーチャーされており、まさにノリにのれる曲の一つである。
海の向こうでは、支持されている彼らであるが、ここ日本ではさすがに支持されているとはいえ、それは劣るものがあると感じざるを得ない。個人的な印象として、TOOLというバンドがそういう意味ではdeftonesと重なる。TOOLも、その音はヘヴィーでありながら奇怪で難解な音楽を作っている集団であるが、アメリカでは絶大な支持を得ている。しかし、私を含め、大多数の日本人にはそれはわからないものであるように私には映る。これが単なる文化的趣向の違いなのか、はたまた、理解する能力が身についていないのかはさておき、重要問題であることには変わりはない。ともに素晴らしいバンドであるはずなのに、日本では受け入れられないのは、何だか残念であり悲しい現実である。
とはいえ、今作はそんな私にとっても傑作であり、deftonesの世界観に酔いしれてしまいました。一度はまったならば、とことん深入りすること間違いないでしょう。deftonesはdeftones以外の何者でもなく、この刺激は決して他では味わえないものであるので、一聴の価値あり。大ありです。
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